肌にやさしく、肌への負担が最も軽いのが、ミルクタイプのクレンジングです。ふき取るタイプと洗い流すタイプがありますが、クリームよりも水分が多く、ゆるいので、液だれしてしまうため使いにくいかもしれません。
水分が多いので、油性のメイクとなじませるのに時間がかかるのも難点。それにたれるのがいやだからといって、量を少なくして使っていると、汚れが落としきれず、毛穴を詰まらせてしまったり、何度もこすって角質に刺激を与えてしまったりすることも。
ミルククレンジングは、肌への負担が軽い分、洗浄力も弱いので、濃い目のメイクや、ポイントメイクなどの落ちにくいメイクには不向きです。この場合、ポイントメイクだけは、洗浄力の高いオイルタイプや、専用のポイントメイクリムーバーで落として、あとはミルククレンジングでやさしく洗うという方法でも。
やはり、ミルクタイプのクレンジングは、薄めのメイクのときや、肌が敏感なときに使用するのがいいでしょう。ヨーロッパでは水道水が硬水なので、日本(水道水が軟水)のように水道水で洗い流すことを避けるため、クレンジングミルク+ふきとり化粧水で洗顔する方法も。だからクレンジングミルクは、水が使えないときなどにも応用できそうですね。